((花畑どころかどんどん森の奥まで連れて行かれる。))
((光は少しずつ届かなくなり狼の手は私の手を強い力で掴んだまま離さない))
((ねぇ、と話しかけると、ククッと喉で笑う声は聞こえた。))
馬鹿な子っスねぇ……。
((小馬鹿にされたようでついイラッとした。))
何にも考えずほいほいと狼についてくるなんて
まあ、面倒が無くていいっスけど。
((急に腕を引かれたかと思えばそこは既に狼の腕の中))
((コイツ、私のこと食う気だ。))
可哀想な赤ずきんちゃん。
せめて泣いて命乞いして、俺を楽しませてほしいっス。
ぶん殴る