(っというわけで短冊書きましょう。)
どういうわけだよ、くだらねぇ。
んなことやる暇あったら買出しにでも行け。
原:なー書いたらどこに吊るす?
おい。
山崎:……お前以外やる気満々だぞ。
…………いいか。終わったら買出しだからな。荷物持ち。
((どうやら私の犠牲だけで済んだようだ。))
((面倒臭がりながらも短冊に願い事を書く花宮先輩。似合わなさ過ぎて後で翔一兄さんに報告してやろうと思った。))
原:で?何書いた?
古橋:恋愛成就を。
((分からない。よく分からないけど悪寒がする。))
瀬戸:とりあえずうちの子が健やかに育つことだな。
山崎:保護者気質抜けねーな。
原:ザキはー?
山崎:見んな!
原:次のテスト60点以上だってwwwwうっわwwwwフッツーwwwwあ、俺はザキ以外の願い事が叶うようにって、俺ってばやっさしー!
山崎:そろそろ俺いじめ隠す気ないだろ!?
(で、花宮先輩は?)
教えるかよバァカ。
((誰の目にも入らないうちに飾られてしまった。))
てめぇら買出し行くぞ。
原:はいはーい。
((さっさと出て行ってしまった先輩達を見て、改めて短冊に目をやる。))
→
□流石にそこまでして見るのは……。→
□こうなったら何が何でも見る。