〇〇「………」
(トン)
竜華(押し取ったら勝っとった…
いや、それはないやろうな…こっちが」手を変えるたびに合わせてきとる…なら…)
(パンッ)
………
……
…
泉「これ…すごくないですか?」
浩子「互いに当たり牌止めて、回しながら打っとるからなー
最高状態の部長と、あのレベルで打てる人なんてそうおらんで…」
泉「あの人も、向こう側の人間ってやつなんですか?」
浩子「まさか
そないな人間が、鳴かず飛ばずの中堅クラスに留まっとる訳ないやないか
どう見たってこっち側の人間や、だからこそよう見とき
あれが、人の身でありながら、向こう側に踏み込む者の姿や…
ある意味、
化けもんより恐ろしいで」