(最初は…ただの好奇心で…楽しく打ってみたくて…いつもと違う所で打ってみたいって…それだけだったのに…

本当にそれだけだったんだ…

気が付いたら…気が付いたら…」

チンピラA「………」

(スッ…)

チンピラB「………」

(トン)

チンピラA「ロン」

玄「………」

玄(もう…みんな負けてる…私が頑張らないと…)

チンピラB「ロン」

玄(私が頑張らないと…勝たないといけないのに…なのに…)

チンピラA「ロン」

玄「………」

???「おやおや…またラスですか、仕方ありませんね…これで借金の追加と…

ふむ…さすがにお貸ししたお金…かなりの額になってますねー

心苦しいですが…あなた達の身柄…こちらで好きにさせてもらうという事で

ふむ…」

(チラッ)

玄「ヒッ…」
憧「………」

憧(私のせいだ…私が…みんなを誘ったから…

あんな…バカな事したから…)

???「安心してください…あなた達がいれば、借金なんかすぐに返せますよ」

あの…

???「おや?どうかしましたか」

お金は必ず返しますから、だから少しだけ待ってもらえませんか…

???「ん~っ…」

(グイッ!)

ヒギッ!

憧「しず!」

玄「しずちゃん!」

灼「………」

灼(恐くて…声がでなかった…

穏乃ちゃんが髪が引っ張られているのを、私はただ見ているだけで…

玄も、憧ちゃんも…今にも泣きだしそう顔で、泣きそうな声で…穏乃ちゃんのことを呼んでて…

それなのに私は…)

???「すいませんねー

私達も慈善事業をやってる訳じゃなくてですね

だから…皆さんでしっかり稼いでくださいね」

(ニコッ)

(恐い…でも…恐い…みんなを…恐い…たす…恐い…恐い…

恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い…)

〇〇…助けて…

(気が付いたら…〇〇の名前を読んでた…

来るはずないのに…それでも…それでも…〇〇ならって…もしかしたらって…)

???「ん~?お知り合いの方ですか?

残念ですが…」

ダンッ!!…カッ…カッ…) 
みんなを助ける