『周りを見渡せば、みんなキラキラ光る宝石やその原石を持っていて、そんな中、石ころしか持っていない自分がとても惨めで…

誰にも見てもらえず、誰にも期待されず、誰にも認めてもらえない…

そんな石ころがとても疎ましかった

見るのが嫌だった…持つのが辛かった…だからその石ころを…投げ捨てた…

その日、その石ころは本当の石ころになった

意味もなく…理由もなく、ただ日々に埋没していく…

何にもなれない、何にもなろうとしない…自分にすら価値を否定された、ただの石ころ』 
の筈だった