別れすらも教わったと解釈していいのか
こんな小さな中に永遠を閉じ込めて、俺にどうしろという
帰ってきてはくれないのか、それがダメなら俺も連れて行ってほしい
他人のわだちをなぞっているだけの他人を見下していたが、俺も結局はそういった連中と変わらないようだ
おかしな人と笑ってくれよ、もう一度
どうすればいい
りんごにする?洋なしにする?詰めた樽の中には何がある?
どうすることも出来ないのなら回し合うことすら叶わないのだろうな
踊り足りないと駄々を撒き散らしたい
火を吹くような時間は必要ないだろう
あなたの真似をしていたつもりなのにどうしてあんな不細工な方法でしか言い表せなかったのだろう
どこまでゆけばすべてで理解できるつまり感じられる
隠れたい気もするが掴みたいというのが隠しようのない本性
部屋のすみで性欲が屯しているから決まった日時に放り出してやりたいと思っている
虚しい
一体化して生きたいか正常を続けたい
音の出ない熊のように埃をかぶるはりぼての家と住人
後ろには影がない形のない実態退化してゆく関係にあかりを灯したい
ゆっくりと近付いてくるゆっくりと車体は揺れて心は街に溶ける
なんだっていい虚無と混ざり合わさって出来ないこともないのに悲しいね
その何割と問われたところで僕達には知る由もなく心配なら明日の自分の事だけで充分だろう
体よりもはじめに心と頭が冷たくなり始めて季節に応答できなくなってくるはずなんだ
沈む金粉を指で追う、子どものように口を垂れ流し周りは染みだらけ夏の昼は午後
全自動洗濯機に任せてきたままで会いに来たのか二人で降り注ぐ雨のような視線を気にしてカーテンに囲まれる
外へと踏み込めば致死量の視線に過去から蜂の巣のやうに冒されてしまう
冒頭から駆け込めば失われることもない本当にこのままでいいの?
誰にだってこんな時間は訪れる閉じ込められそうで恐ろしいのに傘を忘れてぬらしてしまいたくない物ばかりだ
こうやって、お前につげるのか、アスファルトの冷たさを頬で感じろと
誰にも恨まれずに会いたい遅過ぎる夕食なんかを用意してもらいたい
なんなら冷めきったものの前で不満そうな表情のあなたなんか独り占めしてみたいし
気に食わないお面で迎えておくれよなぜここまで言い切れるのかと問われれば信頼以外に言い訳が見つからない
すくもが夢を染める朝になってもカーテンは白いが確かに遮る邪魔になる進化は後にして
ああ、満たされたい二人はいつまでも知らないふりをして演じていたい演じられるなら一人芝居なのに気付かないままでいたい
無性に入れたくなるよな、溢れかえりそうになっても求めているのは温かい部分だけだったりして
いつも心配されるが、そんなに華奢じゃないだろう
風に舞う
(22:21:52から22:40:47)


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