独りよがりだから気持ち良いのさ
なのに飲み込めないのはどこまでも独りよがりだったからなのさ
僕は愛おしくなると声を殺して風を呼ぶ
おかしくなるまで歩いてみたが、見えたものは開けた場所だけでなにもない
孤独はどこからやってくる?西日が燃やし尽くしてくれたなら二人共救われるというのに
俺には、バケツと草履しか用意されていない
はなから与えられることはないって理解していた幼い頃から
野良犬の死骸で暖を取る
野良猫の死骸は枕になる体液が気にならなくなる頃僕たちは手を切り落とされる
見境なく浴びせられる暴言は負け犬の耳をさらに腐食させた
白い空間人型の光得体の知れない畏怖の対象
ただならぬ兆した
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