天上の葦を読んだが良かったわ
面白かったー
最後は思わずホロリと来たし
著者は、ドラマのトリックシリーズとか相棒シリーズの脚本を書いた人
映画観たおじさんには色々言いたいことがある
でもおれは文章下手だからもしかしたらは?なに言ってだコイツ?ってなるかも知れないけどそれはおれが悪い
まずタランティーノの権威うんぬんについて
あんたは前提が間違ってる
タランティーノにネームバリューがあるからタランティーノの撮る映画がすごいって言われるんじゃなくてタランティーノがいい映画を撮るからタランティーノにネームバリューが付いたんやぞ
スピルバーグもキューブリックもクロサワもそうやぞ
巨匠の撮る映画だからいいんじゃなくていい映画を撮るから巨匠って呼ばれるんやぞ
タランティーノのネームバリューだけを見てブランド物を消費するように映画を消費する奴はクズ
そういう人種の評論は無視するべき
でも権威主義的な感覚ってのは日本人の根本に根付いた病理みたいなもんだから厄介なんや
天皇という権威は無条件に崇拝されるべきで疑問を持つことすら許されな思考停止状態で2000年だかやってきたのが日本って国だから
だから例えば黒澤明がアカデミー名誉賞取ったって騒ぐ奴らの大半は黒澤映画の何がいいのかを理解してなかったりする
アホみたい
権威主義うんぬんはもういいや
タランティーノの映画について
タランティーノの初期のパルプ・フィクションやレザボア・ドッグスは大勢の観客にとっておもしろさがわかりやすい映画だった
それはタランティーノが自分のエゴを抑えてたから
まだ無名の映画作家がいきなり自分のエゴを出してコケまくって日の目を見ずに消えるのは良くある話
初期のタランティーノはとにかく自分の映画を観てもらうことを考えて大勢の観客にとっておもしろさがわかりやすい映画を撮った
そうして評価されてタランティーノという名前が世間に知れてから自分が撮りたい映画を撮るようになる
そういう映画は映画観たおじさんが微妙だと感じるような映画
じゃあなんで大勢の観客にとっておもしろさが伝わりにくいかと言えば
映画のおもしろさやよさを理解するためにある程度の知識が必要な映画だから
イングロリアス・バスターズなら第二次世界大戦時におけるナチス・ドイツとか
ジャンゴ 繋がれざる者ならアメリカ開拓時代における黒人奴隷とか
そういう歴史的なことをいくらかでも知っとかないと微妙な映画って評価になる
しかもどっちもタブー視されるような暗い歴史だから
楽しいものを観たくて映画を観る大勢の観客にとってはあんまり面白くない映画ってことになる
それから映画史的なこと
映画のマイナーでマニアックなジャンルのなかにはタブー視されるような暗い歴史を題材にしたブラックな映画がある
ナチス・ドイツをネタにしたナチス映画とかアメリカ開拓時代をネタにした西部劇っていうジャンル
ナチスの科学者が人体実験でサイボーグを作って戦うとかそういうブラックジョーク的な映画
そういうジャンルは6、70年代頃まではたくさん作られたけどそれ以降はポリティカル・コレクトネス的にアウト!ってことであんまり作られなくなる
そんな映画を21世紀に大金かけて作るからシネフィルおじさんたちは感動で涙を流すんや
映画を知ってる人ほど沁みるってのはそういうことがあるんや
でもそれって言っちゃえば懐古趣味的なことでもあるから若い世代には理解できない感覚だから映画観たおじさんが微妙って思ったのも正しい
あるいはポリコレにうるさい人には最低のクソ映画になる
ナチスや奴隷制度に触れること自体がタブーだと考える人にはタランティーノの映画はわかってもらえない
ブラックジョークやアイロニーがわからない人は多いんや
そういう大勢の観客にはわかってもらえない映画であることはタランティーノ自身もシネフィルおじさんもわかり切ってること
だからムリによさを理解させようとかは思わない
でも映画についてエラソーに屁理屈垂れるような自称映画通がよさを理解しようとせずに歴史的映画史的背景を調べもせずにタランティーノがエゴを抑えた映画だけを褒めてそれ以外は微妙とか抜かすとカチンとくる
お前なんかが映画を語るな!と言いたくなる
あとシティ・オブ・ゴッドを観終わったあとに残るものがないとかいうのもやっぱり映画をわかってねえだろと言いたくなる
サスペンス的なハラハラで即物的なおもしろさを観る映画じゃねーから
ヒューマンドラマってジャンルがあることをググって出直せ!って感じ
シティ・オブ・ゴッドはホントにいい映画だからマジで
おれは言っとくけどクソニワカやぞ
おれレベルのニワカでもハッキリとわかってねえよってわかるレベルの映画観たおじさんあんたはやべえぞ
ブラウザが落ちまくる
長々とアホやなコイツって思うやろ
遅くなったけど、おれはバグってるよ(カズレーザー From メイプル超合金並の忠告)
マニアックな映画についての書籍をお探しなら洋泉社より発売中の映画秘宝がオススメ(ステマ)
最近はマニアックな映画観るおれカッケーするサブカルクソ人間が増殖中だから気をつけろ
マニアックな映画やサブカルチャー的なものを消費することをある種の権威だと思い込んでることに自覚がないやつはマジで嫌われるから注意
おれもそのケがあるのが腹立つ
真に受けたら終わりだぞ
映画見たおじさん嫌いおじさんの主張はなんとなく理解したわ
でもやっぱ俺は映画に面白さを求めてんだよね。うん。
メッセージ性も大切だと思うが、楽しませる精神がなきゃそれはオナニーに近いもんだと俺は思うね
まあ、俺が見たタランティーノの映画たちは、面白く無いとは言えなかったな。特にジャンゴは惜しい、って感想を持った。
間違いなく、一定以上の面白さはあるってのがタランティーノの映画だとは思うがしかし、突出して面白いのはレザボアとパルプだと思うわ。
ジャンゴは面白いってよりも壮絶というかシリアスで後に残る映画だったけどラストが好みじゃない
イングロリアスは、内輪ネタ臭が所々しててちょっと引くというかのめり込めない部分があった
まあ結局好みなんだよな。シティオブゴッドには徹底的なリアリズムが根底に流れてる。悪が悪を喰らい、そのおかげで皮肉にも一時の平和が訪れたりもする
メロドラマやロマンチシズムとは遠い映画だ。けど俺はそれが嫌なわけ
悪の中にもそれなりの筋を通していたり、あるいはロマンだったり美学だったりが欲しいわけよ
それが無いか、極度に薄いんだよ。シティオブゴッドには。
まあある意味現代的なのかもしれないけど、冷徹でカラッとしてる感じ
なんて言ってたらジャンゴ見直したくなってきたじゃねーか
もう一回借りて見てみるか
イングロリアスは金払ってまで見たく無いけど
ていうか知るか!映画の感想なんて人それぞれだし面白く無いもんを微妙だと言って何が悪い
腹立つ〜映画見たおじさん嫌いおじさん腹立つ〜
例えば俺は音楽通ぶってるおじさんが、パッヘルベルが一発屋だったと発言した時に批判した
それは事実では無いからだ
だが微妙だと思った映画の感想をその通りに書いて批判されるのは納得がいかん
あまつさえ、俺がレザボアとパルプしかタランティーノの映画を見ていないかのような決めつけをしてな
マジ腹立つ♡
ていうか映画見たおじさん嫌いおじさんはやっぱ権威主義者だよね
タランティーノ様に刃向かう奴はけしからんてか?
ダッサ!
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