愚行録読んだ
かなり後味の悪い話だった。
この後味の悪さは未知だったわ
一応悲劇になるんだろうけど、悲劇にありがちな感傷とか憐憫とかそういうものとは距離を置いた作品
何故そうなるかっていうと、多分人の嫌な面をリアルに描写してて、読者を安易に心地の良い世界へ連れていかないからだと思う
いや違う、人の嫌な部分と良い部分両方よく書けてるからだな。
悪役の不在、あるいは全員ちょっとずつ悪役。
だから一人の登場人物に肩入れできないんだよね
そこらへんが、ありきたりな同情すべき、良い人役の存在する悲劇とは違う
善悪を超えた、運命というか理不尽を描いててそれがリアルなんだ
ただ、悪だけを描いていないところがポイント高いんだよな
悪がのさばる殺伐とした話、例えば山田悠介みたいなのとちがって
良い面も適度に描かれてるから、適度にドラマチックで殺伐としてて、かつ悲劇として成立してる気がする
キャラクター造形と人物描写が上手い
あと物語構成も良い
てかハメットの血の収穫って本を借りたつもりが全然違う日本人作家の同じタイトルの本を借りてた
読んでみたらそこそこ面白かったから良かったけど
紛らわしいわ
寒い
下半身が寒いの!
なぁ…スケベしようや…
ストーブつけてもいい寒さ
灯油買いにいくの怠い
秋なんてなかった
戻る