何も覚えてないって…本当にか?

モカ「…ちょっと強く麺棒で叩きすぎたかしら」

チノ「うちの店殺害現場にしようとするのやめてくれます?」

千夜「○○さん大丈夫?」



(ひょいっ)

千夜「きゃっ…!なに?なんで急に抱っこ…」

リゼ「ちょ、ちょっと!いきなりなにやって!」




ココア「『心配しないで、僕のお姫様☆』って…」

チノ「え?急になんですか?きしょい…」

リゼ「お、おいこら○○!なに千夜のこと口説いてるんだ!ふざけるな!」



(ぐいっ)

リゼ「あっ…」

リゼ「べ、べつに嫉妬してるとかじゃ…、ちが、あの…」



シャロ「ふおおおぉおぉん!!?なに先輩にまで手ぇ出してんのよぉ!!」

ココア「ど、どうしよう、○○さんが変になっちゃった…。うざくなっちゃったよ…」

チノ「モカさんよっぽど強く殴ったんですか?さすがに前はここまでうざくなかったですよ」

モカ「わ、私のせいなの!?軽く延髄どついただけなんだけど…」

シャロ「殺る気満々じゃない!」




千夜「やっ、耳元で喋らないで…。くすぐったい…」

リゼ「んぅ…、そんなに強く抱き寄せられたら…」



チノ「ちょっとちょっと、あの三人どうにかしないと。そろそろR18なことしだしそうな勢いですよ」

シャロ「だめよ!ころしてでも止めないと!」

ココア「ころしちゃだめ!床が汚れちゃう!」

モカ「ココアー?心配するのそこじゃないぞー?」



千夜「あっ、ん…ぅ…」

リゼ「はぁ、はぁ…」



チノ「とにかく止めましょう。モカさん、もっかいぶん殴って下さい」

シャロ「そうね!それがいいわ、すぐに殴り倒して!」

ココア「お姉ちゃんお願い!ひとおもいに!」

モカ「あなたたちこわいんだけど…。あの人心配じゃないの…?」

チノ「だいじょぶです、死にゃあしませんよ」

シャロ「むしろいっそこの場で…ぶつぶつ」

ココア「こんなウザきしょい○○さん見たくないの!」

モカ「え、えぇ~…。わ、わかったわよぅ…」



モカ「ちょっと、三人さん」

千夜「やぁん、そんなとこだめぇ…」

リゼ「や、やだ…はじめてがみんなの見てる前でなんて…でも…」


モカ「……」


記憶喪失