ココア「知りたいなぁ」

は、はぁ?何だよ気持ち悪い声出して…

ココア「いいじゃない!私は応援するよ!」

チノ「そうですね、私もお兄さんにはリゼさんとくっついてもらった方が都合がいいですし」

おまえら…茶化してないか?

ココア「失礼な!全然茶化してないよ!真剣に応援してるよ!」

チノ「だから教えてくださいよ、あの人が好きな理由。ねね、いいでしょう?」

もう…、誰にも言うなよ…。絶対だぞ!

ココア「うんうん!」




私が、あいつを好きになったのは…
最初の理由は、自分を理解してくれると思ったからだ。

私の家はちょっと変わってるし、その影響で私自身が他の女の子たちと違うのもわかってる。
だから、ずっと憧れてた小説や漫画みたいな恋愛なんてできないと思ってたんだ。
でもあいつなら、そんなちょっと変な私のことも理解してくれると思ったんだよ。
元軍人で、色々大変な事も経験しててさ
失礼だけど、私以上に変わったやつだなって。

だから、こいつなら上手くやっていけるんじゃないかなってさ



ココア「へぇ…、ちょっと納得だね」

チノ「理解できましたけど、最初ってことは今は別の理由で?」

ん…、そうだな。

今は…

単純にあいつのことが好き、かな

チノ「…はぁ?」

ココア「ほうほう」


あいつの顔見るとなんだかホッとするし、話をしてたらとっても楽しい。
一緒にいるとドキドキするし、褒められたらすっごく嬉しい。
千夜とか青山さんと話してると、何を話しているのか気になるし、とても不安になる。

できることならずっと一緒にいたい、でも会えない時に今何してるのかなとか考えてドキドキするのも好きなんだ。
色々想像したり、妄想したり、考えたりして
それで次の日あいつに会うとまたドキドキがはじまったりしてさ…

ただただ…、○○がすき…




ココア「う、うわあ…///」

チノ「聞いてるこっちが恥ずかしい…」

は、恥ずかしいとかいうな!
もういいだろ!仕事続けるぞ!

あいつも、そろそろ戻ってくる時間だし…
私が彼を好きな理由