チノ「リゼさんってめんどくさいですよね」

な、なんだよ急に…。

チノ「だってせっかくお兄さんと同じ職場なのにそのアドバンテージを全く活かそうとしないんですもん」

いやそれは


チノ「好きなんでしょ？相手はあの千夜さんなのにそんな悠長なことしてていいんですか？」


……。

チノ「取られますよ。このままじゃ」


千夜は…卑怯な事とかしないよ。

チノ「……」

前に二人で話したんだ。
それで、お互い悔いのないように正々堂々競おうって決めたんだ。
どんな結果になっても恨みっこなしって。

チノ「口じゃあ何とでも言えますよ」

そうかもな
でも…千夜は、ライバルであるのと同時に私の大切な友達だから

私は友達を信じるよ。


チノ「…ふぅん」









チノ（じゃあ、私が取っちゃおうかな）