(ドサッ)



おっと…大丈夫かい?




(名取さんのお宅にお邪魔中。ツルツルのフローリングに足を取られて転びそうになった所を名取さんが咄嗟に抱え込む様にして庇ってくれた)



(大丈夫です、ごめんなさい)


いや、ちゃんに怪我が無いならいいんだ。



それにしても……




(する、と手の甲で頬を撫でられ思わず小さく肩を跳ねさせる)





このまま何もしないっていうのは、惜しい気もするな。


(名取、さん…)




ふふ、冗談だよ。

そんなに怯えなくても何もしない。








…今日は、ね。
押し倒される