(なんでって、あのままじゃ夏目君が…)



おれの事なんてどうだっていい!


が怪我でもしたら…


そっちの方が駄目に決まってるだろ!!





もう……もう二度と、庇ったりなんてしないでくれ。


に怪我なんてさせてしまったら、



おれは自分を許せないよ…っ





(そう言って私を抱きしめた夏目君の腕は、少し震えていた)




夏目君が怪我する方が嫌なの
庇う(続き)