(夏目君っ!!)



(背後から近付く妖に気付かない夏目君を押し退けるようにして前に立つ)



っ!?……!






(覚悟していた痛みがいつまでも襲ってこない事に気付き目を開けると、そこには本来の姿に戻ったニャンコ先生がいた。どうやらさっきの妖は先生が追い払ってくれたみたいだ)




「何をしてる、このアホ娘。」


(アホって…あ、夏目君は大丈夫だっ…た…?)






…んで、前に出たりしたんだ…?




…夏目君?

庇う