ひしがきは、レイコさんに名を呼ばれるのを待っていたんだ。

名前を呼ばれない事を寂しいと、そう言っていたよ。



…きっとレイコさんは一人なんかじゃ無かった。


ひしがきは、レイコさんの友人だったんだ。


心やさしい…友人だったんだよ。



ひしがき