――蓮華――

あんたが○○かい?
…ふむ。
なんだい、ナヨナヨした男だねぇ。それでも男なのかい?
私がきっちり鍛えてあげる――

…っと、そうだった。
私は蓮華(れんか)ってんだ。
なんであんたまでこの結界の中に入って来られたかは謎だけど、小百合様があんたは忍でも何でもない一般人だから怪我が無いように見張っとけって言うんだよ。
だから仕方なくこうやって会いに来たってわけさ。

このままあんたの保護者役でもある雪泉にあんたを引き渡せば済む話なんだけど、あいつらよりも私らの方が強いからこの結界にいる間だけは守ってあげるよ。

ん?何だい?雪泉の事を弱いと言われて怒ったか?
だけど本当のことなんだから仕方がないだろ?
今からそれを証明して見せようか?
…雪泉たち、死塾月閃女学館のやつらを血祭りにあげてね。




…あははは!良い顔をするじゃないか!
気に入った!自分じゃ到底勝てない相手に対して『雪泉は守る』なんて普通言えないよ。

血祭りに上げるって言ったのは冗談だよ冗談。
私らはあいつらの力を確かめたいだけさ。
この忍の盆踊りでね。
だからそれまでの間はあんたの身柄はこっちで預からせてもらう。
いいね?

それじゃ、改めてよろしくな。○○。


中々に物騒な冗談だったが…まぁよろしく(握手)
蓮華