(次郎くんに突然背後から抱きしめられた)
(え、次郎くん…?)
うん、ちょっと聞いて。
あのさ……俺と結婚してくれてありがとうな。
俺の嫌なところも醜いところも全部知ってて、それでも好きになってくれてありがとう。
お前のことは誰よりも信じてるよ。
俺はお前と結婚出来てこれ以上ないくらい幸せだから、
これからはお前を幸せに出来るように全力を尽くすよ。
だから、これからもずっと一緒に居て。
いつまでも愛してる。
(そっと頬にキスしてから手を離された。
と、思ったら視界の端で何かが光った。
驚いて胸元を見ると、見覚えのないネックレスが光っていた)
(次郎くん、これ…)
…今日、愛妻の日なんだって。
だから、日頃のお礼に…と思って。
気に入ってくれたら嬉しい。
佐久間にひたすら愛されたい