ねぇねぇ、ちょっと来て。
(え、何?)
(夜、ヒロトに手を引かれてソファーの傍へ連れて行かれる。
カーテンまで締め切ってどうしたのだろう。
戸惑っていると、先にソファーに座ったヒロトが膝を叩いていた)
ここ、おいで。
天井見ててね。
(言われた通りにすると、リモコンで部屋の電気を消された。
え!?と思ったら、天井に満天の星空が映し出された)
どうかな?
家庭用プラネタリウム、買っちゃった。
(……凄く綺麗)
よかった。
都会じゃなかなかこんな星空見れないもんね。
時間が出来たら本物を見に行きたいんだけど、
今はこれで我慢してね。
(ううん、ありがとう。
ねぇ、ヒロトは星座とか分かるの?
冬の大三角形ってどれ?
あれがオリオンでしょ?)
えっとね、オリオンの左上の星がベテルギウスで……
(ヒロトの膝の上でのんびり星座談議をしました)
ヒロトに甘やかされたい