(ヒロトと一緒に有名ホテルのレストランに来た)
(うわぁ、夜景が綺麗…。
滅多にこんな所来ないから、緊張しちゃうな)
そう?
俺がついてるから、緊張しなくても良いよ。
普通にしてれば大丈夫だから。
店員「吉良さん、いつもご贔屓にして頂いてありがとうございます」
ああ、どうも。
(…ちょっと待って。いつも?
いつもは誰と一緒に来てるの?
まさかヒロト……)
え!?仕事の人だよ!
元々取引先の人に教えてもらった店だし…。
大丈夫、君が考えてるようなことはないから。
こんなに好きな人が居るのに、他の人に目移りなんてしないよ。
ね、信じて。
(むー…まあ、日頃の行いに免じて信じましょう)
ああ、よかった。
君に疑われる程辛いことはないよ。
喧嘩なんかしたくないし、いつまでも仲良しで居ようね。
…気を取り直して、ワインは何にする?
君が好きなのでいいよ。
(いや、車で来てるからヒロトは飲めないでしょ?
私だけ飲むのも悪いし……)
…大丈夫、部屋は取ってあるから。
今日は夫婦水入らずで楽しもうよ。
たまにはこういうのも良いでしょ…?ね?
ヒロトとディナーに行きたい