(お買い物に行ってきます)
ああ…私も一緒に行こう。
(あれ?シュウジさん、その格好…)
…今日一日だけ、息抜きだ。
(…分かりました、修也さん)
すまない、本当は何処かに連れて行ったりしたいんだが…。
どちらの格好をしていても、何かしらの支障が出てしまうんだ。
お前には我慢ばかりさせて…
(もう、修也さんったら。
せっかく息抜きするって決めたなら、一日くらい仕事のことは忘れてください)
あ、ああ…すまない。
(まったく。一生懸命なのは長所だけど短所でもあるわね。
…あら、サッカーボールが……)
「すいませーん!ボール取ってくださーい!」
(はーい!修也さん、蹴ってあげて)
ああ。
…あの子達、小学生だろうか。
楽しそうだな、昔を思い出す。
(修也さんはいつからサッカーを?)
あまりよく覚えてないが…小学校に上がるくらいにはもうボールを蹴っていたな…。
(その日一日、修也さんの小さい時の話を沢山聞かせてもらいました)
イシドさんに一日だけ聖帝のことを忘れて素で接してもらいたい