(斎藤さんはへたり込みそうになる身体を、腕を掴んで支えてくれた)

間に合った様で何よりだ。
あまりに帰りが遅いと思ってな、様子を見に来たのだが…まさか絡まれていたとはな。


(すみません、)


いや、俺の方こそすまない。
付き添って行けば絡まれずに済んだだろう。それに…荷物も持ってやれる。○○を一人で行かせるべきでは無かった。
さあ、帰るぞ。
俺以外にも、心配している者が待っているからな。

絡まれる続きその肆