(斎藤さん、気をつけて下さい!)

○○、大丈夫だ。
必ず助ける。


(何言ってやがんだこいつ!
……と斬り掛かろうとした浪士は、刀を抜く体勢のまま固まってしまった…
見ると、斎藤さんの刀の切っ先が喉笛を捉えている)

……遅い。
そんな太刀筋では、すぐ命を落とすぞ。
…早く、彼女を離さんか。そして、酒を呑むなり何なりすれば良い。人を巻き込まぬのならな。
…早くこの場から去れ。


(恐れを為した浪士たちは、情けない悲鳴を上げると走り去って行った)
絡まれる続きその参