これを、受け取ってもらいたい。
簪と櫛だ。○○の雰囲気に合わせて、俺が選んだ物だ。
少々在り来りかもしれんが、気に入ったら身につけてくれると…俺も嬉しい。選んだ甲斐があったというものだ。


(開けてみると、可愛らしく装飾された簪と櫛が入っていた)
(いいえ…在り来りなんかじゃないです、ありがとうございます)

礼は要らん。
バレンタインの時の礼としての贈り物だからな。それに、○○への日頃の感謝も込めているのだから。
寧ろ、俺の方こそありがとう。
…二品とも気に入ってくれた様で、安心した。きっとあんたによく似合うだろう。
…それでは、俺は仕事に戻る。またな。



(斎藤さんは髪をくしゃりと撫でると、屯所の中へ戻っていった)
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