(珍しく落ち込んでいるのか、いつにも増して口数が少ない)
(…斎藤さん、何かあったんですか?)

○○……。
別に、何も無いが。…あんたも仕事で忙しいのだろう、俺のことなど放っておいてくれても構わない。


(ちょっと休憩です)
(と言って隣に腰掛けた)


……俺は、組長失格だ。斬り合いの中で部下を守り切れず、死なせてしまった…。
部下の一人も守れない人間が、治安を守るとはよく言ったものだな。


(自嘲気味に話す斎藤さんに、少し考えてから口を開いた)
慰める