そんな夢を見た。

夢の中の少女は、夢のような美しさで。

夜桜の散る花弁の匂いも。

春先の暖かい雨の感触も。

忘れようがない程に、しっかり覚えていた。

またいつか……。

彼女に接吻された頬っぺたを撫でると、その温もりが、未だに忘れられない。
ホワイトデーコラボ13